naruzoの「本を鵜呑みしてはいけない」
オッス!
このnaruzo。
最近、チェスの本を買った。
絶版なのでAmazonのマーケットプライスを利用した。
本代より送料の方が高いというキテレツな現象も相まって
購入したのが
「チェス 入門から上達まで」 小野田博一著
早速本題に入るが、naruzoのチェス本バイブルの一冊に
チェストランス水野さんが訳した
「チェックメイトの技法」
がある。
その本のなかで、どうしても疑問に思う箇所があった。
当然、水野さんは訳者なのでなんの責任もないのは当然であるが
その箇所というのが、
「チェックメイトの技法」p40
ゲーム34のグレコの棋譜である。
白の11手目。
Nf3の図面。
ここで著者のルノーとカーンは、
「メイトを防ぐためには、白は11.Bf4とすべきだった」
と書いている。
この本を読んだ当時、そんなにチェスが上手くなかったnaruzoだが
「ビショップ抜かれんじゃん」
と、思っていた。
つまり、11...Qxf2+ 12.Kh1 Qxf4 である。
疑問には思っていたものの、ソフトもなんにも持っていないnaruzoは、
そんなもんか、と流して、いつしか数ヵ月。。。
そんな疑問も忘れていた矢先。
今回紹介した小野田本を見て解決した。
小野田本p109
「ここでは、11.Be3と指すしかありませんでした。なお、『チェックメイトの技法』の著者ルノーとカンは、『白は11.Bf4とすべきだった』と書いていますが、それではだめです。
つまり、11.Bf4には11...Qxf2+ 12.Kh1 Qxf4で白に望みはありません。」
と、書いてあるではないか!
著者の小野田さんが、どれほど勉強熱心かが分かる一文である。
この本はすごい。
とにかく入門からとはタイトルにあるものの
結構骨太な本である。
今のnaruzoだから面白い、スゴい、と思って読めるが
入門者で読みこなせるだろうか?
おそらくnaruzoなら本棚にそっとしまってしまうかもしれない。
レーティング1300を越えたら是非見て欲しい一冊である。
この本は、もっと評価されるべき本である。
。。。て、naruzoが知らないだけで、すでに評価は高いのかもしれないが
すでに絶版なのがおしい。。。
ちゃんちゃん♪