ねっとり解説 クイーンズ・ギャンビット4

ねっとり解説 クイーンズ・ギャンビット4

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※重大なネタバレとアレな内容を含みますので
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[00:00] ミドルゲーム
中盤という意味ですね。そのままの意味だと思います。

[07:45] famous last words
有名な人が死に際にいった言葉が本当かどうか真実味に欠ける。それと同様に、自信満々にいってるがあなたの話は信用できないという意味ですね。

[09:05] Burova
実在する店ですね。高校生が卒業するときに贈るものとして適切かと。

[11:00] Manuel
Emanuel Lasker意識でしょうか?「ちなみに彼は嘘は盤上で長生きしない」という名言を残しています。この後作中のマヌエルはベスの母と楽しい時(意味深)を過ごすのですが、彼とベスの母親の関係は長続きしなかったようで。名言通りということなのでしょうかね。

[17:20] anger
度々”怒り”や”孤独”という単語でベスは表現されることがありますが、これはフィッシャーと似たようなものがありますね。彼も一人で脳内盤で自分同士を戦わせていたことで有名です。

[20:25] ベス - 対戦相手

フィッシャーの棋譜から引用。女性版フィッシャーという印象付けでしょうか。

[21:35] 棋譜

ベスがQGDの黒番で圧勝しています。白に目立ったミスはないのにこんな短手数で勝つのは難しい定跡です。元ネタはカパといえば納得ですね。

[25:05] 若き天才との対局
いつも若き天才に負ける恐怖、追いつかれる恐怖と戦うよいシーンですね。
元ネタはドローになってるのですが、ベスは元ネタの白番よりも改良を見せて勝っています。

ちなみにadjournがここで登場しますね。昔はありましたが、今はコンピューター解析の影響もあり無くなりました。adjourn後ベスは一方的にブチのめしていますが、「対局後にこれくらいも検討してないわけ??信じらんない!!」と言ってるみたいですね。

[34:00] ボルゴフ登場
ロシア語で話していますが、ベスには筒抜けです。ここで気になったのは「我々と同じように負ける選択肢が無い。」といった言葉です。ボルゴフはKGBでの監視下に置かれ、常におつきの人がいるような状態です。普通世界的なプレイヤーになると英語は話せる人がほとんどですが、彼は通訳付きです。おそらく英語を学ぶ時間すら勝手に奪われ、チェスに縛り付けられている状態なのだと思います。ここで歴史を一つ。

本当かどうかは定かではありませんが、非常に重要な対局で負けてしまったロシア人が粛清されるかもという恐怖から対局後ぶっ倒れてしまって病院に搬送されてしまったお話があります。ボルゴフも実はそのような状態だったのかと想像してしまいました。

[37:00] 世界王者との初マッチ

白がボルゴフ、黒がベスです。対局内容として明白で隙のないモノクロのような試合だったと供述されていますね。

[43:45] 病気がちだったからな
ベスは母の死因が酒だったと確信してますが、父はてきとうに病気だと答えています。
普段から彼女の動向をよく知らなかったことが伺えますね。母も男の人と遊んでるので何とも言えませんがw

[45:30] ギブソンを飲む
母が好きだったギブソンを追悼の思いでフライト中に飲み、肉親の死から立ち直るために向精神薬を多用することを決心します。