第50回全日本選手権全国大会 part1
持ち時間:90分累加30秒、40手後追加30分
第1ラウンド 白 Benoni Defense 勝ち
第2ラウンド 黒 French Defence 負け
第3ラウンド 白 Nimzo-Indian Defence 勝ち
第4ラウンド bye
第5ラウンド bye
第6ラウンド bye
第7ラウンド 黒 French Defence ドロー
第8ラウンド 黒 Queen's Gambit Declined 負け
第9ラウンド 白 Nimzo-Indian Defence 負け
第10ラウンド 白 Queen's Gambit Declined ドロー
第11ラウンド 黒 Queen's Gambit Declined 勝ち
3勝3敗2ドロー3bye 5.5/11.0p 42人中23位
またしてもなんとも言えない結果になってしまいました。兵庫県選手権といい、大阪府選手権といい、ちょうど半分のポイントばかりの結果。まぁでもこういう大きな大会は初参加なので結果より内容です。今後のプレイに繋げられる経験が出来たかが大事ですよね。(にもかかわらず四か月も記譜を放置してたのはどうなの)
早速記譜解説に入りたいところですが、今回はルール面について勉強になったことを3点ほどまとめたいと思います。
1.何と言っても持ち時間です。長い。長い。
『90分累加30秒、40手後追加30分』。60手指してお互いが持ち時間をほぼ使い終えているとすると、ゲーム開始から4時間かかる計算になります。私はどちらかと言うと長く考えるのが好きな方なので実際にはちょうど良い時間配分が出来ていたと思います。ただ曲者だったのが『40手後追加30分』。35手前後でどちらかの時間が落ちそうな時、こういう状態になったことが一度もないので無駄に焦ってしまったりしていました。
2.タイブレーク(*)について。
*タイブレーク
全員が同じ回数対局し、勝ち点の多い人から順位を付けるスイス式トーナメントでは、同率〇位という事態が頻繁に起こり得る。参加人数の量に応じて対局回数を調整することで一位に関してはほぼ一人だけになるように工夫されているが、二位以降は勝ち点が同じになる人が続出する。
タイブレークは同じ勝ち点の人の中で順位を決めるためのルール。
今大会では運営が使っていた計算プログラムのバグ(?)があり、手計算したプレイヤーの申告によって順位が入れ替わるという事態がありました。
タイブレークの方法は複数あり、主催者が同じでも大会ごとにルールが違うことがあるので、タイブレークの詳細なルールの把握と、そのルールがきちんと結果に適用されているかを判断する能力はプレイヤーにとって必須だと思いました。
余談ですがそういうプレイヤー側の意識が、アービター(審判)側のレベルを上げることに繋がります。
3.上と通ずる部分がありますが、FIDEの大会規約、及び大会のルールの詳細の把握。
私は第10ラウンドでやらかしてしまったのですが、『自分の手番の時に、相手に断りなく席を立つこと』はペナルティの対象だそうです。「そんなの当たり前じゃん」と言われる方が大半だと思いますが、OTB経験が圧倒的に少ないのでこういうルールを見逃しがちです。私としてはただトイレに行っただけのことで、結果相手に2分追加を許してしまいました。
それにルールを知らないということは相手がルール違反をしたときも指摘できないということですし、この機会にルールについてより細部まで把握したいと思いました。
******************************************************************************
ここまで閲覧して頂きありがとうございました。
この記事を書いていて、『タイブレークについての詳細ルールまとめ』みたいなのを書けたらいいなと思いました。
Twitter上とかで書きますと言って書いてない記事が複数あるのでなんとかしていきたいところ。頑張ります。