自戦分析的な何か その3

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ソフト解析の結果、白に咎められるミスはない、との結果がでてほっとしたけど、危ない箇所もいくつかありました。一番の収穫はエンディングの考え方を実践を通して少しでも理解できたのかな、と思えた事ですね~。
「序盤は本のように、中盤は奇術師のように、終盤は機械のように指せ。」
チェスの格言でWikiにあるものですが、「終盤は機械のように」の意味がわかった気がします。
今まで中々勉強しようと思えなかったのですが、これを機に理解を深めたいです^^
さて、実践中大まかに考えていた事などは棋譜内に記載していますが、エンディングについては触りくらいに留めました。
文章多すぎても見にくいですし、何より自分が読む気になれませんw
という訳で細々とした事を下に記していくとします。
では問題の局面からだらだらいきますか~↓
まず始めに白の利点をまとめると、
・hファイルにパスポーンがある
・残ったピースが同色ビショップである
・d4の黒マスにポーンで守られていない相手のポーンがある
・クイーンサイドポーンはほぼ攻撃される可能性がなく、守りを気にする必要があまりない
 =攻撃に専念できる。
・黒Kは白Kの侵入を防ぐ為今の位置から動きにくい
各要素全てに有利と見れるものがあります。
次に、これらの有利を如何に利用するか。
白の目指した物はhポーンの昇格、若しくはhポーンを囮にして新たなパスポーンを作る事です。
現在黒のBがa1-h8ダイアゴナルにいる為昇格はできないので、白Bがそのダイアゴナルを乗っ取る必要があります。
その為の手段を考えるには、目的とする構図が必要ですね。

それがこちらです。この局面で白番ならばBg7とし乗っ取り完了です。
その為、まずはhポーンを進めて行く事から始めます。
本譜内でも触れていますが、ここでいきなりBd6と飛び込んでもうまくは行きません。
ですが黒は白が手番の時にキングがf5に、ビショップがg7にいないと全ての守りたいポイントを満たす事ができません。
その為d6以外の場所に一旦立ち寄り、1手ずらします。
が、ここで読めなかったプランをchessmasterさんが示してくれました。
お見事です先生・・・TT
ここまで綺麗にはできませんが、先生を目標にしつつ精進しますTT
さて、凡人としては当初の計画を進めていきます。
これで黒はキングの侵入防止か、dポーンか、h6の守りのどれかを諦めなくてはならなくなりました。
Kg5にはKe4で、Bf6やBe5にはh6で応じます。
さて、ここで白は後はキングを使ってhポーンをフォローしながら昇格を目指す訳ですが、、、
ソフトさんに添削させたところ揃いも揃ってh6として黒Bと交換を強いる手を勧めてこられます。
そりゃいずれは他のポーンで昇格して勝てるでしょうけど、目の前に数手で昇格可能な手順があるのに、なぜそちらを勧めるのか…
誰かわかる方おられましたら助言をして頂きたいです。
その辺りのことも交え、この後の流れをご覧下さい~
いかがでしたでしょうか?
こうして振り返ると、エンディングって言うのは陣取りゲームの要素が強いですね。
序盤、中盤においても、こう言った考え方がポジショナルな思考となるのでしょうか。
私の拙いチェスでは役に立つ事も少ないとは思いますが、これを読まれた方にプラスになれば幸いです。
最後はソフトについての文句の様になってしまいましたけどねw
それでは、またの機会に。