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naruzoのチェス本レビュー!中盤編「チェス上達の手引き」

naruzo
Feb 6, 2014, 12:14 AM 0

さて。

naruzoが三冊目に紹介するのはこの本。

チェス上達の手引き:I.A.ホロビッツ.フレッド・ラインフェルド著水野優訳

チェス上達の手引き (チェス・クラシックス 8)

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目次

Part1.戦術的な問題

1・駒得の機会には抜け目なく(ルイ・ロペス)

2・キングを適切に守る(キングズ・ギャンビット)

3・可能な交換で攻撃を緩和する(キングズ・ギャンビット)

4・見境なくポーンを取ってはいけない(ペトロフ・ディフェンス)

5・黒のもろいf7マスを攻撃する訓練(ルイ・ロペス)

6・ファイルをこじ開けよ(ジョッコ・ピアノ)

7・危機を察知する(シシリアン・ディフェンス)

8・最初からプランを立てる(モダン・ディフェンス)

9・弱い色マスのネットワークにつけ込む(シシリアン・ディフェンス)

10・キャスリングしたキングを標的にする(QGD)

11・可能なら、黒で主導権を取る(ニムゾ・インディアン)

Part2.戦略的な問題

12・2ビショップを生かす方法(ルイ・ロペス)

13・弱いポーンを攻撃する方法(バード・オープニング)

14・強力なセンタポーンを攻撃する方法(グリュンフェルド・ディフェンス)

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この本は、.comでR1200を越え、なかなか勝てなくなった、もしくは、勝っても、それは明らかな相手のミスに便乗しただけの勝ち等、ちょっと自分のチェスの方向性を見失いがちになった時に読むといいかも?

冒頭、1・駒得の機会は抜け目なく、からの一文。

「平均的なレベルのチェスでは、駒得の機会がずいぶん見落とされていることに驚かされる。マスターは、20~60人くらいを相手に指す同時対局では、1手に30秒ほどしか使わないが、それでもほとんど見落としをしない。マスターは、プロ野球選手の選球眼のようなものを持っている。実践の積み重ねによって抜け目がなくなっているので、局面をほとんど見なくても、狙い、駒取り、チェック、反撃に気づくのだ。この抜け目のなさを才能のせいと決めつけるのは簡単だが、実際には、地道な厳しい実践と研究によって培われたものだ。ほとんどの読者には、こういう徹底的なトレーニングをする時間は無いだろうが、抱えている問題に気づいて自分の棋力の根本的な欠点を直すためには、トレーニングが大いに役立つ」

なんと心強い言葉だろうか!

本の構成は、一つのタイトルを一局を見ながら説明していく感じ。

見ていくゲームも、平均的で初心者っぽい人のゲームなので内容も説明もわかりやすい。

だいたい1ゲーム30手未満のゲームで、2~3手づつ進めて、図面も多いので頭でついていけそうです。

また、さきほど書いていますが、1タイトルに冒頭、文があるのですが、それがまた秀逸でためになる訳です。

前に紹介した二冊と違って、この本は、ゲームの冒頭から中盤~終盤への意識を養うイメージの本です。

前二冊で、タクティクスを学び、さてゲームの運び方を学ぶという次のステップの本です。

将棋の本で言えば、「上達するヒント:羽生善治著」みたいな感じ。

naruzoが特に感銘を受けた冒頭文を紹介します。

8・最初からプランを立てる、冒頭文より

「平均的なプレーヤーは、「定跡を覚えねばならない」という不安を常に抱えている。定跡を系統的に整理された知識と考えているのだろう。たしかに、それは定跡の一面を表している。(中略)しかし、定跡は特定の序盤ほど重要ではない。マスターが序盤戦を指す時は、思い描いているいくつかのプランを元にして指し手を選んでいる。この選択基準が無ければ、これらの順序が逆になる。プレーヤーは、思いつきであれこれの序盤手順を指すか、状況に応じた手を即興的に指すことになる。しかし、前提となるプラン無しに始めても、今指している見たことがない手順からやがてプランをたてるだろう。中盤戦の手順の萌芽が、すでに序盤戦に見られるのだ(以下続く)」

ちょっとドキっとしたR1200~1400位の人は読んでみてはいかがでしょう?

と・・・。

ちょっと話はズレるが、naruzoは水野さんをはじめ、できるだけ日本語の本を購入するようにしています。それは、そうすることによって、訳者の金銭的負担やモチベーションを間接的に支援できると思っているからです。

それに根本的に、日本語の方が理解しやすいです。

ですので、初心者や初中級者は、背伸びをせず、日本語で書かれた本を読む事を強く強く勧めます。

 

この本もお薦め!

 

ちゃんちゃん♪

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