naruzoのチェス本レビュー!終盤編「終盤の基礎知識」
さてnaruzoのチェス本レビュー終盤編。
続いて2冊目はこちら
終盤の基礎知識:ユーリ・アヴェルバッハ著 水野優訳
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こちらの本は、寄せというよりも、完全にロジカルな本。
QK対Kや、RK対K、NPK対NK等、特定の駒でのエンディングを扱っています。
一通りその様な学習をした後、「実戦的終盤」として、実戦でどの様なエンディングが行われたか、全体的なプランを学びます。
この様な本を日本語で読めるのは、非常にためになります!
パン師匠のエンドゲームコースを読んだ後にお薦め!
この本を読めば、後で紹介する本も、非常に理解しやすいと思います。
それにしても、この本の初版が2011年となっております。
2011年以前にチェスをやり始めた人は、この様な本を最近チェスを始めた人が読めることに羨ましさを覚えると思います。
この本で、「オポジション」や「回り込み」「キーとなるマス」の概念を学べば、エンドゲームの面白さと同時に、難しさが分かると思います。
ただ、当然(?)手順が長くなるので、盤駒、もしくわパソコンで駒を動かしながら無理せず読みましょう。
この本は、間違いなく日本語で書かれた本のスタンダードになるでしょう。
水野さんには頭が下がる。
ちゃんちゃん♪