naruzo's Challenge 「函館決戦! 初陣編①」
祝ネット回復。
序文
思えば去年の三月にチェスを覚えた。
実に駒の動かし方から、ステイルメイト、キャスリング、アンパッサン・・・。
五月に今は亡きJCNと出会い、そこで出会ったメンバーに色々と
疑問を聞いたりしていた。
時には、深夜2~3時になることもあった。
ネット上での関係性とはいえ、彼等は皆、出し惜しみすることなく
チェスにおける知識を教えてくれた。
皆、私にとっては先生である。
特にafisさんにはお世話になった。
そして2013年八月から、本格的にネット対戦に参戦。
武器はQGアンドCaro-Kann。
その後、Colonel8 Monarさんのアドバイスをうけ、グリュンフェルド
を覚えた。
私のチェス観が世界に広がった。
北米、南米、ユーラシア、アジア、東南アジア、EU、アフリカ・・・。
ただただチェスが面白かった。
誤解を恐れずに言えば、勝ち負けなど、どうでもいい。
ただチェスが面白くてしょうがなかった。
その気持ちは今も変わらない。
青森県は、囲碁将棋が盛んだ。
私自身、将棋経験者である。
そういうと、私のある程度の強さを目にする人は
「なるほどね~」と納得してもらえるが、はっきり言って
将棋のアドバンテージなどたかが知れている。
将棋のアドバンテージでポンポン勝てるほどチェスは甘くない。
将棋を知っている者ほど、チェスを知っている者ほど
将棋とチェスを比べる事に無理があると気づく。
そういえば、かつてafisさんにこう言う事を話した。
「来年の五月頃には函館か札幌に行ってOTBやりたいんだよね~」
afisさんは、「いいね~いいね~」「楽しみ」と言ってくれていた。
来年の五月とはつまり、今年(2014年)のことである。
しかし、色々と事情があり初OTBは見送られる事となった。
その後もフツフツとOTBをやりたいという思いは強くなった。
時にNiseko氏に「実戦では棋譜を書くの?」など聞いた。
OTBをやりたいと同時に、もう一つの夢があった。
それは、青森県にチェスクラブを作る事だ。
ただ理想や夢を語るだけでは、無駄に歳を喰うだけだ。
行動するのみ。
まず、私自身の位置づけの為、ネットではないレーティングが欲しい。
JCAに入会し、自分自身の日本ランキングを知りたい。
その先には、FIDEレート獲得がある。
私ももう42歳である。
この先、強くなるには限界があると思うが
自分自身で限界を決めたくはない。
行ける所まで行く。
やる気だけは若い衆には負けない。
これまで振り返ってみるとネット上とはいえ
多くの人にお世話になった。
そんな矢先。
函館チェスサークルで大会があることを知る。
日付は2014年12月27日。
正直なところ、自分のレベルがどれくらいなのか知らない。
参加しても恥をかくだけかもしれない。
しかし、そんな事より、チェスが面白くてしょうがない、
OTBをやってみたいという気持ちの方が強い。
今まで、私に関係した全ての仲間達のためネタ提供。
ネット番長ではいられない。
naruzo・・・・。