naruzoの独り言vol.3「横歩三年の患い」
昔の将棋格言に「横歩三年の患(わずら)い」というのがあります。
※今でも言われますが。
この「横歩三年の患い」とは、横歩取り戦法という将棋の定跡において、序盤で先手が後手の3四歩を取るか?取らないか?という、ちょっと将棋を知らない人には、なんのこっちゃ?という話なのですが、先手がこの3四歩を取ると(形としては出だし▲7六歩△3四歩で9手目▲2四歩△同歩▲同飛の局面なのでこの3四歩を飛車が横移動で取るので横歩取りというんだよ)、直後後手から角交換して△2五角という手があり、先手が一歩を無条件で得をしても、先手陣形を収め辛い。というのが「横歩三年の患い」と言われる所以で、昭和初期までは、この後手の3四歩を取るのは悪手とされてきました。
その常識に挑んだのが木村義雄14世名人。
戦後には、後手の3四歩を取るのが主流になります。それに対抗するように後手の指し方も進化していきますが羽生世代が、いくつかの形においては、横歩を取っても先手が指せる。と結論づけていきます。
1990年の王将戦において、挑戦者の米長氏が南王将に対して発言した、「横歩の取れない男に負けるわけにはいかない」は有名です。当時、横歩をあまり取らない南王将を挑発したこの言葉は、そのシリーズ、南王将が横歩を取るという形で応じたことからも、いかにこの横歩を取る、取らないが棋士の思想というか信念に影響を与えているかがわかります。
さてnaruzo。
この様な局面や↓