ミハイル・タリ、という人は、長らくフィッシャーより10年くらい前の人という印象しかありませんでした(個人の感想です)。
攻撃的な棋風で、モーフィにも喩えられるほどの鮮やかな勝ちっぷりを披露し魔術師と恐れられた、といったことを知識としては知っていましたけれども、それは単なる知識でしかなかったし、タリの棋譜を並べることがあっても、それはあくまでフィッシャーの対戦相手としてのそれでしかなかったのです。
今回、チェス古典書を現代によみがえらせる希代の翻訳家、水野優氏によるチェス・クラシックス...
6月24日のことでした。
戎棋夷説さん「ヒマだからいっちょ揉んでやるわ。Chess960で相手してやんよ?」
どこを揉もうというのでしょうか?肉球でしょうか?(注:戎棋夷説さんのセリフは事実を元にしたフィクションです)確かに、にゃんこむすめの肉球は下手な肉球グッズ(参考:http://www.rakuten.co.jp/pawstore/)より気持ちがいいと近所でも評判の激レア肉球ではありますが、いくら師匠でもそんな簡単に揉ませるわけには参りません。とは言いつつも、(日本語の判る)強い人と...
あらゆる分野の競技にあまねく存在するセオリー。チェスにも色々とセオリーと呼ばれるものがあって、指し手を決めるときのひとつの指針となるものではあるのですが、実戦においてそれは、活用しているのか誤用しているのかは、正直微妙なところで、というかほとんどの場合誤用してしまっているんだろうにゃぁ……と、最近思います。
思えばにゃんこむすめもチェスを始めてかなりの月日が経つわけですけれども、このセオリーなるものが未だによくわかりません。特にポーンに関するものについては、考えれば考えるほどドツボ...
世の中には、***は***ということになっているけれども、本当は***である、ということが実に多いものです。例えば。例えば、楽天の優勝セールは最大77%offということになっていたけれども、本当は通常販売価格より価格を上げた上で割引を適応していたので実は77%offじゃなかった(注:一部の店舗のみ。大多数は優良店だった……と信じることにしましょう)こととか。例えば。どこぞのホテルの料理の車海老が実はブラックタイガーだったこととか。(右図:あるホテルが車海老と偽って料理に出したとされるブラ...
2012年12月18日、米長永世棋聖が亡くなられました。12月18日と言えば、かつて長門有希が世界を改変した日だったりするので、何となく不思議な因縁を感じようと思えば思えなくもない巡り合わせだったりもしますが、その話を続けるとこのエントリが単にアニメの話をするだけで終わってしまいますので、やめておきます。
さておき。
米長永世棋聖への追悼の意を込めて、Yonenaga_Memorialと題したゲームを募集したところ、戎棋夷説さんよりご連絡がありまして、めでたくここに通算3回目...
2013年某月某日ーー。ってそんなに重苦しく書き始めることではないのですが、まぁ要はつい先日駒.zone Vol6という電子雑誌が発行されました。
将棋をテーマにした雑誌ですがちょっとだけチェスも扱われています。
この雑誌の見所は何と言ってもまるぺけさんという絵師さんの描かれた表紙もさることながら、にゃんこむすめの知人の贅楽夢さんの小説につけられた まるぺけさんの挿絵であることは論を待たないのですが、まぁそれはそれとして、このブログはチェスのブログなのでチェス記事の紹介...
考えすぎて脳みそがウニになってしまうほどの壮絶な駆け引きを経てスタートしたものぐさ記念対局。その真実が戎棋夷説さんのブログ(12/09/25の記事)にて既に明かされ詳細な解説付の自戦記が公開されました。はっきり言ってにゃんこむすめ一人が得をしたような気がするくらい素晴らしい内容で、中級者以下の方にはとても参考になる内容だと思いますのでぜひご一読を。まぁそれはそれとして、こちらはこちらでビギナー向けの自戦記連載をブログ主が飽きるまでは続けたいと思います。一局のチェスを対局者のそれぞれがどうい...
将棋界隈で話題沸騰となった電子書籍「ものぐさ将棋観戦ブログ集成」(以下「も集」という)が刊行されたのがさる8月3日。もう一ヶ月以上経ったんですね、早いですねー。9月19日現在で1,474ダウンロードという大ヒットとなっています。 このダウンロード数というのはあくまでPDFまたはe-Pub版をダウンロードした場合の数字であって、実際にはにゃんこむすめのように必要な時にPC版(WEBで)で読む……というか何であれハードディスクを圧迫されるのは超イヤという(誤解を恐れずにいればハードディスク貧...
チェスの世界王者が決定しました。インドのアーナンド(Anand)さんです。右の写真の人。いつの写真だこれ。
まぁ今回に限らず、過去何度も「世界王者」の称号を手にしている人なので、今回もあー、結局アナンドか。と思った方も多かったかもしれません。
今回の選手権は、イスラエルのゲルファントとの12番勝負でした。
選手権は、以下のような経過を辿ります。アナンドからみた結果です。どうでもいいんですが、インド出身のアナンドさんって聞くと、仏弟子の阿難陀を思い出してわくわくしますね。...
今回は、chess960のススメ。
chess960とは、チェスの初期配置をある一定の条件の下にランダム配置して行う変則チェスの一種です。
一定の条件とは、 ・白のポーンは通常のチェスと同じ2列目に置く。・残りの白の駒は1列目に置く。・白のキングは、2つのルークの間のどこかに置く。・白のビショップは、それぞれ色違いの枡に置く。・黒の駒は、白の駒と対称に置く。
以上。大抵の場合、右の図のように何だコリャ!?な形になってしまいます。これ以外はランダム。ランダムったって実際、どうや...
2012年1月14日。将棋の永世棋聖・米長邦雄日本将棋連盟会長とコンピューター将棋ソフトボンクラーズが対戦する第一回電王戦が行われ、ボンクラーズが勝ちました。既に引退した棋士とはいえコンピュータが公式の場で棋士に勝ったのは初の快挙。しかし驚いたね。これに先立つ前哨戦で後手の米長永世棋聖は2手目△6二玉で観戦者の度肝を抜き、目も当てられないような完敗を喫しています。局後、永世棋聖は「ふだん指さない手を指すとかえって僕が難しくなるということも分かりましたので、本番ではふだんどおりで行きます」と...
将棋界の至宝・羽生二冠が黒番でフランス王者とドロった!というNEWSが飛び込んできまして、このことは将棋ファンの間でもかなり話題になったようです。そこで、一体誰得なんだ?とは思うものの! 将棋は判る、羽生さんは好き、チェスなんか知らん!そんな方向けに、にゃんこむすめがこの一局を解説してしまえ!ちょうど良かった。ブログのネタに困っていたし。今回はそんな記事です。
あ、ちなみに前説がものすごく長いので、棋譜解説だけ読みたい、というせっかちなアナタ!前説なんか読みたくない(しくしく…)、そ...
「ハリー・ポッター」と並んでチェス入門書の双璧とされている(ここまで棒読み)『鏡の国のアリス』は謎の本です。作者のルイス・キャロル自身が色々謎な人ですが。 まず『鏡の国のアリス』とはどんな物語なのか?と言いますと。。 ・アリスが鏡の中に入ってしまう。 ・鏡の国=住人たちがチェスの駒。 ・物語の進行がチェスのルールに沿っている(感じがする)。 ・アリスの行動はまるでチェス盤の上を動いているだけっぽい。 ・アリスが話しかけるのは、チェスの盤上で隣り合った駒チェスが物語のモチーフになっていて、...
今日のテーマはカパブランカです。略してカパです。にゃんこむすめはカパが大好きなんです。カッパじゃないよ?カッパが好きなのはぜいらむたんなんだよ。
カパはですね、1888年生まれ。キューバの人ですね。
・4歳でチェスを覚えてその3日後に父親に勝った。→おいその親父弱すぎだろ!
・あまりのチェスの強さ故にキューバ政府から外交官に任命され、任地でもチェスばか
りしていた→キューバ政府は◯◯◯◯◯か(全部伏字)
・実はチェスの研究をしたことがない→天才だからね!
・ニック...
チェスには「オープニング」つまり定跡と呼ばれるものがあります。これは当然知らないよりは知っていた方がいいのですが、知ってるだけじゃダメなんですね。
丸暗記だと相手が定跡手順から変化した時、、というか定跡無視の大暴れをしてきた時にどう対応していいのか判らなくなってしまいます。
で、序盤の指し方の指針、いわゆるセオリーを抑えておくことが大事なのです。
セオリーを抑えておくことが大事なのです。
セオリーを抑えておくことが大事なのです。
はい、...
お隣り(?)の将棋界で「将棋好きがよってたかってプロの指し手を語ってみる」(略称「てて手て」)なる企画があります。http://scr.bi/mIVpt6
「イメージと読みの将棋観」という本があって、ある1つの将棋の局面をテーマにして複数のプロ棋士が自分の読みや考え方等を披露する、というものですが「てて手て」はそれの素人版。当たり前ですがプロ版も素人版も一人一人考えることが違っていてとても面白いのです。将棋と全然関係ないことばっかり考えてる人がいたりしますが。
これ...
右の図は、とあるゲームの終了時の図です。というか、最近にゃんこむすめが負けたゲームです。
チェスは、将棋とは違って取った駒を使えませんので、手数の長いゲームであればあるほど、この図のように終了時の駒の数は少なくなるのが普通です。それこそぺんぺん草も生えてきません。つるっぱげのようです。ぺたぺたです。黒(にゃんこむすめ)、ぼっちです。ほっといて下さい。 チェスというゲームは、左図(初期配置図)から開始して、次に・・・・・。
...
前回の考察でハーマイオニーはナイト・サクリファイスでべろんべろんになる、ということが判明したわけですが、ここで一つナイトサクリファイスってどんなの?という会員(注『「ハリーポッターと賢者の石」を観てチェスを始めた人の会』)の方のためにちょっと解説しておきます。まあ要はナイトを「捨て駒」することなんですけど。 左の図。ここから1.h6N と指してみます(赤の矢印)。黒のルークの効いている所へ白のナイトを跳ねるんです。
1..g6R と当然、黒はナイトを取りますね。しかし白はわざと黒にナイ...
チェスは騎士道精神を盤上で体現したゲームです。騎士道精神とはッ!?…..それは、弱者を保護すること、信仰を守ること、そしてお姫様への献身です。忠誠を誓った姫のためには自分が犠牲になることも厭いません。今回はそんな美しい犠牲の話。『ハリー・ポッターと賢者の石』に、巨大チェス盤の上で自分たちも駒の役をするという無茶な「魔法使いのチェス」をするシーンがあります。魔法使いのチェスとは、プレイヤーの指示に従って駒が自分で動き、かつ駒を取る時には、その駒が相手の駒を打撃技で粉々に破壊するというスッキリ...
ねぇ、チェスを教えて♡と、街で出会った美少女から相談を受けたとします。美少女ではなく、可愛いオトコの娘でも別にいいです。
その時絶対にやってはいけないコト。それは「実践が一番!とりあえずやってみようか?」だと思います。
右の図を見てください。チェス盤に駒を並べ終わったところ。ここから白が第1手を指して戦いが始まるわけなんですが、ここからどうやって初心者のオトコの娘に手取り足取り教えたらいいのでしょうか?
とりあえず…さぁ、やってみようか?
オトコの娘「・・・。・・・。・・・。あ...
左の図を見てください。いわゆるキャスリングが完了した状態。その中でもさらにフィアンケットと呼ばれる形です。
色んなバリエーションがあるので、4種類挙げときました。フィアンケットというのは、最初のナイトの位置の前にビショップを配置した形をいいます。なのでそれ以外の駒はあってもなくても関係ありません。実戦では図のようにビショップの後ろにキングを配置するのが、まぁ普通です。ビショップというのはヨーロッパの僧正がかぶっていた帽子をイメージしているそうなので、見ようによっては「キングが王冠の上にさ...
人間、何事も集中力が大切です。ハリー・ポッターのDVDを観るときは、ハーマイオニーの○○とか○○をじとーーーっと見つめていなければなりません。それはともかく。今日はへこみました。知人に『勝てる石田流』とかいう将棋の本を借りたものだから、ついそれを眺めながらチェスをするという暴挙を犯してしまったんですよ!棒金対策で飛車を引くタイミングだとか、早めに7六飛と浮いて後手に角交換させた後の指し方とか、7七桂を跳ねるタイミングがどうだとか、そんなことを考えながらチェスをしてはいけません!あっという間...
ふぅ・・・。いや、 75手ですよ?http://www.chess.com/echess/game.html?id=42934292チェスで75手とか言ったら、将棋だと200手超えしてるような気分ですよ?相手 キング1個。こちらキング+ポーン複数。理論上は絶対勝ちなんですがチェスにはここから、ミニスカニーソのステイルメイドが現れて「ご主人様、引き分けです♡」ってことがある(色々違う)から怖い。いや、ブリッツならともかく1手に1日以上かけてもいいChess.comではここからのステイルメイト...
朝起きてchess.com開いたら連敗が5で止まっていた(1ドロー挟む)。何事かと思いきや、相手の方の時間切れ!またか!連敗ストップの新定跡、時間切れ。相手の方、どうされたんでしょうね?アメリカの人だったけど、まさか昨日のアジアカップ決勝を見ていて残り時間をうっかりしたとか?ありがとうザック!
にゃんこむすめのFriendsが増えましたぁ!アレだな……ツイッターでやってる【にゃんこむすめの何とか】のおかげだな!(ソムリエのおかげです) この勢いでどんどん、ハーマイオニーを観るチェスファンが増えるといいですね! それにしても……連敗が止まらないぞ!